アクアスキュータムの閉店と販売終了の予定は?買収の可能性がレナウン民事再生によりありえる?

「ダーバン」や「アクアスキュータム」などの紳士服ブランドを展開するアパレル大手のレナウンが民事再生法の適用を東京地方裁判所に申請した事が話題になっています。

負債総額は138億円余り。

人気ブランドであるアクアスキュータムの今後はどうなるのでしょうか?

今回はアクアスキュータムの閉店と販売終了の予定や買収の可能性などについてまとめてみました。

アクアスキュータムの閉店と販売終了の予定は?

現在の所、アクアスキュータムの閉店や販売終了のお知らせはありません。

オンラインストアも現状通り販売しています。

<<Aquascutum 公式オンライン>>

民事再生の場合、一般的には業務を継続しながら「再生計画案」を立案し、業務を継続しながら計画を実行し進められていきます。

上手くいけば、消費者としては今までとほぼ変わりなくアクアスキュータムを今後も購入できていきそうです。

現在は再生計画中ということで、突然閉店したりすることは無さそうですが、縮小などという形で店舗数や従業員数を減らすために閉店する店舗がある可能性はあるのかもしれません。

アクアスキュータムの買収の可能性がレナウン民事再生によりありえる?

アクアスキュータムは1990年にレナウンに買収される等、様々な経緯があります。

詳細は↓

  • 1990年に日本企業のレナウンが買収。
  • 2009年に業績不振によりイギリスのブロードウィック・グループに譲渡。(レナウンによるライセンス製造は継続)
  • 2012年に販売不振により会社管理手続(日本の会社更生法に該当)に入り経営破綻、破産管財人によって法的管理をされる事に。
  • 事業継続を前提に新たなスポンサー企業を募り、香港のYGM貿易(YGMトレーディング)に渡る。
  • 2017年3月にレナウンの親会社である中国の大手繊維会社、山東如意グループに買収される。
  • その後、日本国内での商標権をレナウンが取得。主にトレンチコートとライセンス製品の両方を扱っている。

引用:wiki

今回のレナウンの民事再生法の適用により、別会社に買収されるというようなケースもあり得るかもしれません。

 

感染拡大以降、レナウンのような国内の上場会社が法的整理手続きに入るのは初めての事。

報道によると今後は再建に向けて、スポンサーを探すとされています。

子会社のレナウンエージェンシー(東京都江東区)が同日、債権者として申し立てを行い、東京地裁が手続きの開始を決めた。今後は管財人の下でスポンサーを探す。レナウン株式は6月16日付で上場廃止となる。引用:jiji.com

民事再生法の3つのパターン

1)自力再建型
本業の将来収益から再生債権を弁済し、自力で再建を図る。

(2)スポンサー型
スポンサーに資金援助を受け、その支援のもと再建を図る。

(3)清算型
営業譲渡などの手法により、営業の全部または一部を受け皿会社に移管したうえで、
旧会社は清算する方法。民事再生法では、手続き開始後に、裁判所の許可を得て、営業譲渡を行うことができる。営業譲渡代金が再生債権の弁済財源となる。

出典元:法律事務所ホームワン

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